――伝えたい言葉は、ひとつ。      
えかに震える粉雪のうえ
して涙をこぼしはしないもいきり叫んで駆け出そうか
つりの後の静けさに似たぶく季節の足音は高く
らじらしさに瞳は伏せるあいの時の眠りは浅い
らす光が届いたのなら おくに見える夢幻を抱いて
わついた心を凛とつらぬく